AI社会になって職を失わないだろうか?
文系AI人材になる から引用
「文系AI人材になる(野口 竜司 著)」冒頭の言葉である。
最近よく聞く言葉なんだけど、みんなこの言葉を常に意識して暮らしてるの?本当に?
グミ助の場合、それ以前の問題で、誤解を恐れずにいっちゃうけど、
AIって今どこに使われてんの?
そんなことを気にせずとも普通に暮らせてますよ?
いろんなメディアで毎日のようにAIの情報が流れてくるけどお腹いっぱい!
正直こんな感じである。
グミ助、実は現在AIに関わるお仕事をしているのですけれど、この有様ですよ。ええ。
AIに関わる仕事をしているとはいえ、四六時中AIのことばかり考えているかといえばそうではないし極論をいうと、今の仕事はAIを知らなくてもできてしまう仕事でもある。
一方で、これからAIによって社会がどう変わっていくのか?
自分はそれについていけるのか?(もはや日々の情報に追いつけてない)
もしかしたらAIによってグミ助の仕事もなくなる時がくるかもしれない。
みたいな?そんな漠然とした不安も感じていたりもするわけですよ。
AIに対して思うところはあるんだけど、毎日AIに向き合うモチベーションはない。
そんな感じでね、AI関連の仕事をしているのに、モヤっているグミ助のAIに対するモチベーションを上げるべく、「文系AI人材になる(野口 竜司 著)」を読んでみた!
グミ助がAI関連の仕事をやりはじめた理由
それまでのグミ助は長い間エンタメ系の仕事をやっていたんですけど、これからの変化の激しい時代を生きていくためには、自分のスキルの幅を増やしておかないとあかんのちゃうかと思い立ち、今までやったことのない仕事にチャレンジすることを決心したんですよ。
前々から、これからはAIの時代だ!的なことは感じていて、自分の生活でもAIはなくてはならないものになるだろうから、自分ごととして考えられる仕事がいいなぁとは考えてました。でも、AI業界は理系の人が行くところだっていう思い込みがあって、AI関連に挑戦するのはなかなか難しいかなと半分あきらめていたんですよね。
そんな中、社内公募でAI関連部署の募集があって、未経験でもOK!って書いてるもんだから、迷わず応募したよね。
そのAI関連部署の上司から勧められたのがこの「文系AI人材になる(野口 竜司 著)」で、文系でもAI関連業界の人材として十分活躍できるし、なんだったらそんな人材がこれから必要になるんだぜ!ってことが書かれていて、未経験領域に飛び込んだグミ助にすごく勇気をくれた一冊でした。
AIに対してみんなモヤってるよね?
ChatGPTが注目されてから特になんだけど、毎日のようにAIの話題がニュースやらSNSやらで流れてくるじゃないですか?
それをね、みんな知ってるかのごとく報じるし、みんな知ってるかのごとく議論してるように見えるんだけど、みんな本当はこの変化の激しい最近の社会の動きについていけてないよね?AI関連の記事読んでも半分くらい理解できてないよね?なんだったら、もうAIの情報見るの嫌になってるよね?
いや、なんとなく「すごい」っていうのはわかる。ただね、何がどうすごいのかがよくわからなくってね、それが自分の直近の生活をどう変えるのかみたいなことってまだ実感としてないし得体がしれないわけですよ。
みんな知ってるかのごとく周りでAIについて論じてるのを見て、自分だけついていけてないんじゃないか?って不安になるんだけど、きっとみんなグミ助と同じようにモヤってると思うのよ。
でね、この本ではそういうモヤモヤ、いわゆるAIへの漠然とした不安っつーのは、AIを知らないからであり、AIを知ればそういった怖さや不安も消えるし、なんだったらAIを使いこなせるようになっちゃうよ!っていってるんすよ。
だったら読むしかないっしょ!ってことでね、活字を見ると5分で眠くなるグミ助が一生懸命読んでみましたよ!
「知らない」だけで人生の選択肢が減ってしまうのはもったいない!
さっきも言ったんですけど、ぶっちゃけAIを知らなくても生きてはいけると思うんですよ。そして、できることならば新しいことを学ぶことなく、今まで通り安定した生活を送ることを望む人が多いと思うんですよ。
わかる!グミ助も人一倍どころか何十倍もめんどくさがりなので、新たなことを学ばずに生きていけるならそれがいい!その方が楽だもん。
でもね、新しいことを知ったり学んだりすることは大変なんだけど、大変な分、自分が選べる選択肢は確実に増えることも事実なんですよね。逆に新しいことを学ばなければ選択肢に変化はない・・・どころか、じわじわ減ってくるであろうこともこれまた事実。
実際、AIのことに限らず、現代は数ヶ月単位でいろんなことが変化する社会だし、いままで当たり前だったことが最も簡単にひっくり返っていく社会なわけですよ。終身雇用なんて今や神話レベルでありえないことだし、巨大企業が簡単に傾いて、外資に買収されるし、そんな状況だから会社も一生面倒見きれないから副業OKにするし、昔のように同じ環境で同じ仕事をずっとやり続けることの方が難しくなってきてる。
そんな社会なもんだから、きっと遅かれ早かれ新しいことを学ばないといけない状況に誰だってぶつかるんじゃないかなと。ぶつかってから慌てて動き出して自分のペースを崩されるより、自分から新しいことに向かっていって先制攻撃仕掛けた方がむしろ楽なのでは?
これまでの価値観や常識がどんどんひっくり返されている、いろんなところでいろんなことが「リセット」されているわけだから、とても不安になるけど、逆にチャンスでもあるわけです。
このリセットされた状態だからこそ、知れば知るほど急激に自分の選択肢は広がるし、外からの評価も上がりやすい。いわば、人類のボーナスステージとも言える状況なんじゃなかろうかと!
そんな状況でじわじわ狭まる自分のフィールドをぼーっと眺めてるなんてもったいない!そんなことを思ってグミ助はAI関連のお仕事に挑戦することを決心しました。
AI社会で自分ができること
ちなみに、何回も「新しいこと」つってるけど、「文系AI人材になる(野口 竜司 著)」によると今まで自分が培ってきたスキルや知識はがっつり活かせそうなんですよ。
この世の中にはいろんな商品やサービスがあって、その全ては必ず人の生活や社会を豊かにするために作られたものなはずなんです。その商品やサービスにはいろんな技術やテクノロジーが使われていて、その技術やテクノロジーをどうやって使ったら人に喜んでもらえるのか、どんな形にすれば社会に貢献できるのかを「考える人」がいるはず。
その考えたものを「形にする人」がいるはず。
形にしたものを、それを必要としてる人に「届ける人」がいるはず。
届けたものを「説明して適用させる人」がいるはず。
その商品やサービスを応用してまた新たなものを「創る人」がいるはず。
「考えて」「形にして」「届けて」「説明して」「応用する」流れは今までと同じで、その流れに乗っけるものがAIになっただけなんですよね。
考える仕事、形にする仕事、届ける仕事、説明する仕事、応用する仕事という観点で言うと、今までも散々やってきてるわけだから、大いに活用できるはずなんです。
だから、漠然とAIに対して不安や恐怖を感じてる時間があったら、まずは自分はどんなことが得意なんだっけ?というスキルの棚卸しと、そのスキルがAI関連の仕事のどこに活用できるのかを見つけられるようにAIの今を知ることがとても大切だよねっつーことが「文系AI人材になる(野口 竜司 著)」を読んでグミ助は感じました。
みんな意外と何も知らない
グミ助がAI関連の部署に異動する前は、移動先のみんなはきっとAIが大好きで最新のAIを常に追いかけていて知識豊富なんだろうけど、自分はそんなところに行って大丈夫かなっていう不安があったんですよね。
でも、いざ飛び込んでいるとそんなことは全然なくて、みんな必死でいつも手探りでわからないことだらけの中でなんとかかんとか仕事してますって感じでした。
会社のルールもナレッジもへったくれもなくて、走りながらぶつかって、ぶつかるたびにみんなで知恵を出し合って乗り越えて価値を創ってる現場でした。
「こういうときってどうすればいいんでしょうか?」という質問に対して、だれも答えられないってことが日常茶飯事であるんですけど、「じゃあみんなで考えるか!」っていう、なんか学校の文化祭のノリがあって大変だけど、めっちゃ楽しいです。
「知らないことは損」だよねってことをいいましたけど、もっというと「知らないことを怖がらなくてよい」ともいえて、特にAIについてはみんな自分と同じ初心者だから、「知らないことを知らないです、わからないです」と正直にいえる人の方がみんなの気づきになってむしろ「それ自分も同じです!よく言ってくれました!」みたいに有り難がられます(笑)
悩んでる人は全く新しい世界に飛びこむことをおすすめします
グミ助自身、数年前とてもしんどい時期もあったんですけど、今思うと、新しい世界に飛び込んでよかったなと思います。
悩むことも大切なんですけど、どれだけ悩んでもどうしようもならないこともあるわけで、そんな時は思い切って今まで考えもしなかった方向に進んでみるのはとてもおすすめです。ずっと悩んで状況がかわらず、どんどん悪い方向にはまっていくよりも断然マシです。
新しい方向に進んでみて、結果ダメだったとしても、新しい方向に一歩踏み出したこと自体が結構自信になっていたりします。
新たな挑戦をするグミ助は、「文系AI人材になる(野口 竜司 著)」にとても勇気づけられましたし、今までの自分の経験を最大限活かせるようにがんばろうと思わせてくれました。
気になる方はぜひ読んでみてください!
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